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社長のコラム しゃコラ



社長のコラム、通称“しゃコラ”
ブログ?・・・いやコラムだ! 2006/08/30

日記というものは本来他人には見せないものだ。そこには赤裸々な感情や青臭い思考が満ち溢れている。詩なんか書いてあったりすれば、後で読み返して一人赤面することは間違いない。にもかかわらず、今はブログ(blog)という形式で、ネット上には他人の日記が無数に公開されている。
人に読まれることを前提としている時点で、それは純粋な意味で日記とはいえないかもしれないがそれだけとりとめのない自分の日常を他人に知ってもらいたいという人がいるのだろう。そして、もしかしたらそれ以上に、誰かの日常を垣間見たいと思う人がいるのかもしれない。

私もこの〈しゃコラ〉というコーナーでコラムを公開している。時々友人や取引先の人から「しゃコラ見たよ」なんて言われる事も多くなり、最近では少し恥ずかしいような、照れくさいような不思議な気持ちにさせられる。ネット上に公開しているということは、実は相当大変なことなのだ・・・。

もともと当初の予定は、ブログ形式で『社長のブログ 通称<しゃログ>』というタイトルでスタートするつもりでいた。しかし、ブログのスタイルが日記風という理由と、まめな更新を必要としているという理由でボツにした。
自分にはウェブの特性を生かし、気楽に書きたいときに、書きたいことを、書きたいだけ書くスタイルで、不定期にコラム形式で展開するのが気楽でいい。

今の時代は、さまざまな事象を取り上げて、スタイルを問わず時評を表現する最適な場は、インターネットが一番だと思う。
でも相手が見えないコミュニケーションであるがゆえに、その圧倒的な大衆性が課題や批判をのみ込んでしまい、「個」の保護と情報の自由を阻害していることへの解答はないまま、すべてを読者に委ねているのが現状だ。まさにスリリングな“情報氾濫時代のおもちゃ”となっている。インターネット社会では、まだまだたくさんの問題を抱えているので、今後も発信する側のモラルが問われるだろう。

私は、このコーナーから様々なメッセージを発信することで、逆に今の時代のぬくもりを敏感に感じ取りたい。もちろん、読者にも同じ感覚を・・・と、パソコンを前にして、そんな思いをあらためて強く抱いてしまう。
コラムの原稿を書くことで「適切な言葉を探すこと」を、ネット上に公開することで「自分をさらけ出すこと」を、それぞれ”今の時代”を通して教えてもらっている感覚・・・。メディアからあふれる音や映像を消して、少しぐらいこんな時間があってもいいと思う。


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