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社長のコラム しゃコラ



社長のコラム、通称“しゃコラ”
地デジ放送 2007/01/09

テレビのリモコンには、いったいボタンは幾つあるのだろう。ついリモコンを手にすると数えてしまう。地上デジタル放送によって、テレビは「見るもの」から「使うもの」へと変わるといわれる。だがその分、操作が複雑になることは避けられない。2011年7月24日には、現行のアナログ放送の終了が法律で定められている。それまでにすべてのエリアで地上デジタル放送を見ることが出来るように環境を整備する必要がある。

『テレビが変わる』という宣伝文句ばかりでなく、視聴者への負担をしっかり広報し、最低限の出費で済む選択枠が用意されるべきだ。2011年までに全ての家庭がデジタル放送対応になることを疑問視する声は多い。1日のテレビ視聴時間は高齢になるほど長くなり、70歳以上では5時間半を越すとのこと。テレビは最も見ている人々にとって、最も使いにくいものになってしまいかねない。
これだけ市民生活に深く浸透し、「ライフライン」とも言うべき存在になっている状況にあって、人々の間に新たな情報格差を生んでしまう。その対応を間違えれば、さらなる過疎化、地域間格差を生ずることにもなりかねない。

そもそも視聴者は地上デジタル放送を望んでいるのだろうか。
高画質と高音質がうたい文句のデジタル放送。しかし、付け加えられるべきは高品質ではないか。どこか最近はテレビ番組に魅力が乏しい。作り手の顔が見えず、“魂”が感じられない。
本来、視聴者は画質や音質や便利性よりも番組の面白さを重視しているのが実情だと思う。

テレビ創世記のころは「いいモノを作ろう」と、ただその一身だったはずのテレビ局・・・。しかし、日本の番組作りは徐々に視聴率を重視するようになっていった。
視聴者の喜びそうなモノを作っても、視聴者は決して満足しない。媚びたモノには、誰もあこがれないから・・・。長年鍛えられた視聴者の目線は厳しいのだ。
「独りよがりではなく、みんなが共感する価値観を持った人が作ったモノを人々は求めている」と強調したい。
そうした視聴者のニーズをもっとテレビ関係者の人々に知ってほしいと思う。
豊かな人生経験をもつ大人の鑑賞に堪える番組が、今年こそ求められている。

さて、新しい年の幕開けはいつも心華やぐもの。そこで大阪の友人が写メールで送ってくれた不思議な店頭公告の写真を一枚ご紹介。
『 Xデーは20011年・・・・ 』 ????・・・えっ?。 
いろんな意味で新年の訪れを感じた・・・。2007年、あけましておめでとうございます。

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不思議な店頭広告


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