(乾)呉乾物株式会社 image
会社案内
企業ビジョン
CSR活動

社長のコラム しゃコラ



社長のコラム、通称“しゃコラ”
無敵の大人ゴルファー 2007/04/02

ゴルフをはじめた頃、「こんなの簡単さ」と思った人は少なくないでしょう。でも、これがいざやってみるとけっこう難しい。誰もが同じジレンマを抱えています。なぜならゴルフはすぐに上手くならないのが普通だからです。ゴルフは他のスポーツと比べて、楽しめる領域に達するレベルが高いスポーツなのです。運動技能はもちろんのこと、競技としても難易度が高いし歴史をたどっても、貴族やエリートたちが毎日やっても飽きないゲームとして発達してきました。それだけゴルフは、情熱をかける価値があるものなのです。だから、決して甘く見てはいけません。

いわゆるゴルファーという生き物は、自分と比較して「どっちが上手いか」がわからないと、接し方がつかめず途方にくれてしまう習性をもっています。いっしょにラウンドする初対面の年上の男性に「最近はどれぐらいでまわるの?」こんなふうにストレートに聞かれたからといって反射的に正直に答えてしまうようでは、大人のゴルファーとしてあまりに無用心。
「日によってバラバラで、ホント困っちゃうんですよねぇ」の無難な答え方で切り抜けるのが、ラインを読み切った大人のナイスパット。「月二回ぐらいですかねぇ」のように強引に話を変えてしまうのも、それはそれで手堅い大人のアプローチショットです。
こちらから「どうっスか、今日は?」と聞き返したら、「ダメダメ、ぜんぜん練習してないからさぁ」というお約束の答えが返ってきた・・・。そんな時こそ、「いやぁ、なんか大爆発しそうなオーラが出てますよ」のようなセリフのひとつでもぶつけて、根拠のない喜びに浸らせてあげるのが、大人のやさしいスコアメイク。
いきなり「オフィシャルハンディはいくつですか?」の無茶なアプローチをするのは、ラフからカップインを狙うようなもの。一気にグリーンを超えてバンカーにコロがり落ちてしまいます。
やはり、「ゴルフにはよくいらっしゃるんですか?」のような話題で着実な寄せを試みるのが、大人のゴルファーとしての懸命なコース戦略です。
わざわざウケを狙って、「ファーの掛け声、しっかり練習してきましたから・・・」なんて自らOBにぶち込むような、間違った会話は避けましょう。

まるで模擬試験の朝の受験生みたいですが、そうやって謙遜しあうのが大人のゴルファー同士のマナーであり掟なのです。ほんの些細なことでも、ゴルファーにとっては一大事。それだけメンタルな影響を受けやすいスポーツということですね。
スコアという数字が実力を教えてくれるゴルフだからこそ、試されるのが大人としての力量。決してゴルフが上手だからといって、偉いわけではありません。その日のプレーへの期待を生かすも殺すも、朝の会話次第なのです。
なぜなら、ゴルフは朝イチショットを打つまでが、いちばん楽しいんですから。

画像

お気に入りのオークリーのバッグ

画像

無敵の大人ゴルファーの証明


しゃコラのトップへ >>