(乾)呉乾物株式会社 image
会社案内
企業ビジョン
CSR活動

社長のコラム しゃコラ



社長のコラム、通称“しゃコラ”
その時、どこにいたのか・・・ 2007/07/18

7月16日午前10時13分頃、6年前の芸予地震を思い起こさせる大規模な地震(M6.8)が、新潟県・長野県など中越地域を襲った。道路が大きく波打ち、土砂崩れで線路は寸断され、各地でライフラインは絶たれた・・・。倒壊した木造家屋の下敷きになってお年寄りが亡くなるなど、多くの犠牲を出した。自然災害では、お年寄りが犠牲になることが多いらしい。だが、多くの犠牲者の生と死を分けたのは、ほんの紙一重の差でしかない。
その時、どこにいたのか。結局のところ、それがすべてだった・・・。

それにしても、なぜこんなに地震が続発するのか。地球の中心ではいったい何が起きているのだろう。上空から生中継される被災地の映像を見ると、地球上で我々人間がいかにちっぽけな存在であるか、思い知らされる。まだまだ人間がコントロール出来ないものはたくさんある。自然はその力を鼓舞するがのごとく、人間に試練と教訓を与える。帰るべき家を失い、あるいは余震を恐れて避難所暮らしを強いられる人々の不安な夜は続く・・・。今は警戒と復旧と何よりも被災者の心のケアが欠かせない。政府は、被災者の当面の生活確保に全力を挙げてもらいたい。

芸予地震(M6.4)は2001年3月24日午後3時半頃発生し、死傷者が出るなど各地で多くの被災者を生んだ。
その時、私はいつものように会社の事務所にいた。腹に響く小刻みの縦揺れの後、建物がきしむ大きな横揺れ、あっという間に商品がラックから散乱し、壁が落ちたり、ひび割れたり・・・。壁掛け時計が私の左肩に落ちてきた。実家の瓦は落ちるし、墓石はズレるし、当時住んでいたマンションは亀裂が入って危ないし、・・・えらい目に遭ったのを覚えている。
ある程度の進路予想の出来る台風とは違い、正確な予知が難しい地震の脅威には、つい身を固くしてしまう。メカニズムの解明を急ぎ、今後の防災対策の徹底を図りたい。
「いつ、どこで、何が起きても不思議ではない!」
これは、この地球で暮らす我々人間の大切な心構えとなった・・・。

新潟県中越沖地震により被災された方々には、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。


しゃコラのトップへ >>