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社長のコラム しゃコラ



社長のコラム、通称“しゃコラ”
頭がいい人ってどんな人? 2009/04/14

世の中には、学歴とか偏差値などとは関係なく「この人、頭いいなぁ」と感じる人はたくさんいる。反対に、いくら高学歴でも「この人、ちょっと・・・」と思わせる人も、実に多い。
ところが学校教育の現場ではいまだに、成績のよさや勉強の出来だけが、その人の“頭のよさ”の判断基準であり続けている。社会人として職に就くと、どうしても切り込みたくなるのが、このズレの部分だったりするのだ。

思えば社会人になってから、学歴で人を判断するような人につきあたった事がない。特に社長の職に就いてからは、社会の第一線で活躍している多くの方々と会い、情報交換し、時に協働しているが、互いの学歴を語るとか、影でチェックすることは皆無だ。それどころか所属組織や地位さえ意識しない、性別も年齢も関係ない、生身の実力勝負の機会が増えていると実感している。
叩き上げの中小企業の社長さんの中には、学歴などなくても、“生き方”で勝負しているような方に出会うこともしばしば。
仕事で手合わせすれば互いの得意不得意は明らかになるわけで、学歴なんていう先入観はかえって邪魔となる。

「勉強ができる=頭がいい」
社会人になるまで私は、漠然とそう信じていた。確かにある程度の学力も必要だし、間違いではない。だが、それだけではないという意見が多いのは何故だろう。
学生時代なら試験の結果で判定できる。どんなに頭がよさそうに見えても、試験の点が悪ければ頭がいいとはみなされない。だが社会に出ると、ほとんど試験と縁のない生活となる。そのため人は頭がいいかどうかを客観的に判断できなくなり、判断基準を自分で探さなくてはならなくなる。

実際何を持って頭がいいとするかは、人によって見分け方が違うものだ。
時代の変化と共にいろいろな価値観が生まれ、さまざまな意見も出てきそうだが、私は人それぞれ心理の中に潜んでいるものではないかと思う。
たとえば、「話がわかりやすい」「説明がうまい」あるいは、「空気が読める」とか「マナーがいい」とか・・・。絶対的な評価というより、なんとなく自分との関係による事が、判断基準となっている場合が多いのかもしれない。

結局、誰でも自分にとって“都合のいい人”のことを、“頭がいい人”と言っているだけのような気がしてきた。
このままだと“都合のいい人”と“頭がいい人”が同義語になってしまいそうで怖い!(笑)
ちなみに、あなたにとっての“頭がいい人”って、どんな人?


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