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社長のコラム しゃコラ



社長のコラム、通称“しゃコラ”
無数の星の下 2010/10/13

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人生の待ち時間が長くなった今、オトナたちがじっくり楽しめるゆとりのレシピを探してみよう。遊びや学び、時には夢も。目指す気分は日々これ好日。

日が昇らない朝はない。人間の営みには関係なく、空にはいつも星がある。学校で習った天体の知識もすっかり忘れ、宇宙飛行士になる夢を持つほど若くもない。
そんなオトナ世代でも星たちに癒される。昼に比べて夜はどんどん長くなり、夜空もすっかり装いを変えて秋らしくなった今日この頃。思い立った時に、夜空を見上げてみよう。仕事帰りや自宅の窓からでも少しの間、いろんな星景色が見えて思いがけない感動があるはず。
この季節は、ビルの谷間や街の明かりの中で、無数の星がいい具合に輝いている。肉眼でも十分楽しめるゆとりのレシピといえるものだ。

なぜ明るい星と暗い星があるのだろうと疑問を持つことで、それまで平面にしか見えていなかった夜空に奥行きがあることに改めて気付く。明るい星は近くに、暗い星は相対的に遠くにあることが多いと想像されるからだ。
おそらく星は、私たち人間が見るモノの中で最も遠い。あの星は何光年先で輝いているとか、考えるだけで精神的な余裕も生まれることだろう。オトナになると目先のことで精一杯になりがちだが、誰でも星を見ると、ひとときの安らぎを得ることが出来る。
ネットの検索などの方法で知識と情報を得る方法はたくさんあるので、一度調べてみるのもいいかも・・・。そう、「知る」は楽しみ!

例えば今見ている星が実は何万年、何十万年も前に輝いた光だとしたら・・・。長い年月をかけて、今やっと地球に届いた。そう思うと、人間のさりげない一生にも奥深さを感じることができる。まさに、夜空に輝く星は、限りある生命や過ぎゆく時間の象徴。その儚さこそが人の心をとらえるのだ。
無数の星の下、ちっぽけな人間たちが、それでも懸命に生きているほろ苦さ。
これもオトナゆえの味だろうか・・・。


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