●中央市場から地方市場へ生まれ変わります。

呉市中央卸売市場は、昭和26年に呉市及び周辺地域の食品流通拠点として築地町へ開設され、昭和57年に現在地に移転いたしました。
中央卸売市場とは、国の指導・監督の下に運営を行っており、その役割は安全で安心な生鮮食料品等を全国各地から集荷し、消費者へ安定供給するもので、流通における根幹を担っています。

しかし、近年の卸売市場を取り巻く環境の変化により、全国的に卸売市場の運営が厳しい状況に置かれている中、国は中央卸売市場の再整備等を行うべく、平成16年10月に「第8次卸売市場整備基本方針」を策定し、その再編基準に該当する中央卸売市場については、再編措置を行うよう示しました。
呉市中央卸売市場は、この再編基準に該当したため、たびたび「市場再編検討協議会」を開催し取りまとめを行いました。
そして平成19年3月「地方卸売市場への転換」により再編することが正式に公表されました。

転換後は卸売市場としての取扱い数量の維持・活性化のため、大規模生産地のみならず地場生産物の集荷にも力点を置いた地域密着型の卸売市場を目指し生まれ変わります。
地方卸売市場は、売買取引に関する規制が中央卸売市場と違い、ほとんどないため自由に売買ができるようになります。

当社は卸売市場の中では『関連事業者』という立場であり、転換後も特に変わることはありません。
今後も地域社会との共生と時代に即応した機能を発揮できる一層充実した｢流通情報サービス企業｣を目指して、当社の役割を果たして参りたいと考えております。